ごみマップ、
それはデータが導く、
持続可能な社会への道標

美しい地球を守るための最初の一歩、それは情報から。
可視化された環境問題で、状況の把握から改善案の策定を。

ごみマップで未来を刷新
連携と革新が生むクリーンなコミュニティ

ある日、あなたは自治体の環境部門の担当者として、市民からのゴミが散乱しているという苦情を受け取りました。しかし、その具体的な場所や規模を把握するのは困難で、どこから手をつけてよいのか悩んでいました。

あるいは、あなたは環境コンサルタントとして、自治体向けの散乱ごみ対策のプランを作成していました。しかし、現地調査を行うための時間やリソースが限られており、効率的に情報を収集する方法を模索していました。

そんなとき、ごみマップがあればどうでしょう。

ごみの散乱状況を具体的に把握し、それに基づいた対策を立案することができます。また、リアルタイムの情報を基に、より効率的なサービス提供が可能になります。あなたの取り組みが、ごみ問題解決に向けた一歩となり、そして大きな流れにもなります。ごみマップは、その一連の流れを実現できるツールです。一緒にごみ問題に立ち向かい、よりクリーンで持続可能な社会を作りましょう。

ごみマップを使う

現代社会が抱えている問題

環境を汚染する大量のゴミ。
見て見ぬ振りをやめる時。

毎年、日本全国で発生するごみの量は4,000万トン以上。

そして、このほかにも大量のごみが適切に処理されず、山中に放置されたり、海へと流れ出したりしています。こうしたごみは美しい景観を破壊し、生き物の生息環境を奪い、さらには私たちの健康にとっても脅威となっています。海のマイクロプラスチック、山間部の不法投棄ごみ、街中のポイ捨てごみ。

それらは毎日、私たちの住むまちから生み出されています。

どんなごみが、どこに、どれくらい散乱しているのか？問題解決のためには、まずはその状況を正確に把握する必要があります。

問題の解決に向けて

ごみマップを環境の
ビックデータに

ごみマップは、ごみの散乱状況をリアルタイムにマップ化することで、「見える化」するツールです。都市部から山間部まで、ごみがどこにどの程度散乱しているかを一目で把握することができます。また、過去のデータを蓄積し、それを基にごみの傾向やパターンを分析することにも役立ちます。

これにより、どんな地域やどんな時期にごみが多く散乱するのか、どんな種類のごみがどこで多く見つかるかなど、ごみの散乱状況について深く理解できるようになります。そして、最も効果的な対策を立案し、実行することができます。

ごみマップは単なる情報提供ツールではありません。みなさんの地域の環境を守るための最良のパートナーです。

まずはごみマップを使ってみる

特徴

ごみマップで
何ができるのか？

ごみマップは、みなさんが取り組んだごみ調査の結果を登録し、みなさんとともに作り上げていくウェブサイトです。地図上に情報を登録できるので、どこにどのようなごみがあるのかを、簡単に知ることができます。また、調査データをもとに、たとえば河川全体にどれだけのごみがあるのか、といった分析などもおこなえます。

リアルタイムマッピング

ごみの散乱情報をリアルタイムでマップ上に表示します。どこでどの程度のごみが散乱しているのか、その状況を直感的に理解することができます。
広範囲なデータ収集

サービスのユーザーから報告されたごみの情報を、全国規模で収集・整理します。これにより、地域ごと、時間帯ごと、種類ごとなど、様々な観点からごみの散乱状況を分析することが可能です。
データのダウンロード

ごみマップでは、収集されたデータをダウンロードすることが可能です。これにより、自治体や企業、自治会やNPOのみなさんの分析や対策立案に役立てることができます。

ごみマップ活用例

ごみマップの力を最大限に引き出すのは、ユーザーのみなさん自身です。このパワフルなツールを手に、自治体やコンサルティング会社、NPOは、ごみ問題に新たな視点で向き合い、その解決策を見つけ出しています。私たちが提供するデータとテクノロジーが、ごみ問題の解決にどのように貢献できるか、具体的な活用事例を通じてご紹介します。

ごみの特徴は地域ごと、季節ごとに異なります。そのため、対策も一つではありません。ごみマップを活用することで、地域のごみの散乱状況をリアルタイムで把握し、データに基づいた最適な対策をとることができるようになります。

ごみマップはこれまでにもいろいろな場面で役立てられています。

活用事例（一部）

大阪府八尾土木事務所恩智川クリーンリバープロジェクト（2014）
関西広域連合海ごみ発生源抑制対策部会報告書（2019）
京都府海岸漂着物等発生抑制事業（由良川における廃棄物調査業務）（2020）

メディア情報

京都新聞「ごみの散乱地点一目で」（2008/7/19）
朝日新聞「不法ごみ対策ITマップ」（2009/1/19）
HUFFPOST「京都のNPOが開発したWebサービスとスマホアプリで"見える"『ごみの出どころ』」（2015/7/6）
NHKニュース7「ごみ減少へアプリ活用“みんなが関心を”」（2016/7/18）

他にもこんなことに活用していただけます

自治体でのごみ対策の改善

自治体がごみマップを導入することで、市民からのごみ散乱情報をリアルタイムで把握することが可能になります。職員のみなさんが現地に足を運んで確認する手間が省けるだけではなく、対応時間を大幅に短縮し、その分、地域の皆さんとのコミュニケーションに時間を割けるようになります。また、散乱情報の具体的な内容や位置情報を元に、より効果的な清掃計画を立案できるようになります。

効率的なデータ収集

コンサルティング会社やNPOのみなさんは、ごみマップのデータを用いることで、各自治体向けのごみ対策提案を行えるようになります。リアルタイムのごみ散乱情報を元に、各地の散乱ごみの実態を把握し、データに基づいた効果的なソリューションを提供することができます。これにより、現地調査にかかる時間やコストを削減し、ビジネスの効率化を実現できます。